イボコロリ
イボコロリ
特徴
イボコロリは、サリチル酸の角質軟化溶解作用を利用した医薬品(角質剥離剤)です。
患部に塗布するとすばやく乾燥し、白い被膜をつくり、厚く硬くなった皮膚をやわらかくし、魚の目・タコ・イボを取り除きます。
【第2類医薬品】
効能・効果
魚の目、たこ、いぼ
<効能・効果に関連する注意>
用法・用量
1日4回、キャップ付属の棒で、1滴ずつ患部に塗布してください。
<用法・用量に関連する注意>
(1)定められた用法及び用量をお守りください。
(2)目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗い、直ちに眼科医の診療を受けてください。
(3)本剤は外用にのみ使用し、内服しないでください。
(4)小児に使用させる場合には、必ず保護者の指導監督のもとに使用させてください。
(5)本剤が健康な皮膚に付着すると、その部分も白く軟化し、痛んだりするので、患部の周りの皮膚につかないよう、よく注意して使用してください。もし、ついた場合にはすぐにふきとってください。特に、指の間に塗布する場合は薬液が乾くのを確認してください。
(6)イボが多数出来ている人は、一度に全部の患部に使用せず、1ヶ所又は2ヶ所ずつ使用してください。一度に全部の患部に多量の薬液を使用しますと皮膚を荒らします。
成分・分量
1g中
サリチル酸 0.1g
〔添加物〕
コロジオン
<成分・分量に関連する注意>
剤形
液(外用-液剤)
使用上の注意
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は使用しないでください。
乳幼児(7歳未満)
2.次の部位には使用しないでください。
(1)顔面、目の周囲や唇、粘膜など。
(2)首などの皮膚のやわらかい部分。
(3)炎症又は傷のある患部。
3.次の症状には使用しないでください。
(1)水イボ
(2)老人性イボ(黒褐色の扁平なイボ)
(3)尖圭コンジローム(肛門周囲や外陰部にできたイボ)
(4)一列に並んだイボ、群生したイボ、身体に多発したイボ。
■相談すること
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(1)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)糖尿病の治療を受けている人。
(4)医師の治療を受けている人。
2.使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤、かゆみ
3.本剤を1ヶ月くらい使用しても症状の改善がみられない場合や、使用後、かえって症状が悪化した場合は使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。ただし、イボの治療は数ヶ月かかる場合もあります。
4.本剤をイボにご使用の場合、本剤が有効なのは表面がザラザラした硬い角質化したイボです。他のイボについては医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
5.塗布した患部の周囲にシミ状の跡形がつく時がありますが、これは一時的で、塗布を中止すればもとの皮膚にもどります。ながびく場合は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
保管及び取扱い上の注意
(1)小児の手のとどかない所に保管してください。
(2)本剤は揮発性ですので、キャップの締めがゆるいと薬液が固まってしまいます。ご使用後は、瓶の口・ネジ山に白く固着した薬液をよく拭き取った上、キャップをしっかり締めて、直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(3)本剤は引火性ですので、火気に近づけないでください。
(4)誤用をさけ、品質を保持するため、他の容器に入れかえないでください。
(5)本剤が衣服や布、家具や床、絨毯、畳などに付着した場合、変質することがあります。こぼしたり周囲についたりしないようご注意ください。